みなさん、こんにちは。頭痛治療家の大門健です。
当院の患者さんの多くは病院に行っても薬を飲んでも頭痛が改善せずに来院されているのですが、まず自分で揉んでみたり、マッサージ店などに行かれる患者さんが多いです。
そこでどうにもならず、最終的にゆずの木整体院へと来院されています。
上記の中にも書かせていただきましたが、「揉んでみる」これは実際効果的なのか?
というご質問を患者さんからいただきましたので、お答えいたします。
色々なご意見はありますが、私の考えから申し上げると筋肉を強く揉むことでの症状緩和は期待できません。
なぜなら「筋肉」は揉むと硬くなるからです。
筋肉は筋線維と呼ばれる細い糸状の組織で構成されています。
ただ、糸状の線維だけではバラバラになってしまいますので、それらを同じ動きをするもの同士をひとまとめにラップで包むような構造になっています。
このラップの存在を筋膜といいます。
強く揉む行為を繰り返していると、筋膜が傷つくことがあります。
当然、損傷しても治ります。
しかし、修復過程で、本来、柔軟性に富んだ筋膜が肥厚し硬くなってしまい、線維化という状態になり、最悪、筋膜どうしが癒着することになります。
こうなると、スムーズな動きが妨げられ、違和感や不快感、痛みを感じることになります。
「揉む」は硬くなり、ほぐれるわけではないのです。
強い力で揉むと確かに気持ちは良いです。
しかし揉まれたことによって、筋肉や筋膜の細胞に傷がつきます。
さらに、筋肉を包んでいる筋膜には、たくさんの血管の通り道にもなっており、筋膜が硬くなることで、動脈を圧迫すると血流量が低下し、各組織や細胞の酸欠が起こります。
静脈を圧迫すると、心臓への血液の戻りが悪くなり、むくみが起こったりや老廃物の除去に影響を与え、だるさや痺れの原因にもなります。
そして疲れやすく、疲れが取れにくい身体になっていきます。
揉みたくなったら、まずは「さする」程度にしましょう。
実は「さする」だけでも、表面の血流は改善するのです。
そして当院の頭痛治療の核となる「首」。
ここは特に揉まないでくださいね。
筋肉が細いため、簡単に悪影響が出てしまいます。
そして自律神経にも大きな影響を及ぼします。
ツラい頭痛や首周辺の激しい痛みでお悩みの方はゆずの木整体院までお越しください。
※施術中は電話に出られませんので、折り返しご連絡が必要な方は必ず留守番電話にお名前と電話番号を入れておいて下さい。