みなさん、こんにちは。頭痛治療家の大門 健です。
7月に入り、2022年ももう半分終わりです。
気づけば本当にあっという間の1年に今年もなりそうですね。
世の中の流れってとても早いので、いつの間にか体への疲労の蓄積も多くなってきます。
当院は頭痛治療を専門としているため、患者さんの年齢はとても幅広いです。
小学生から学生、主婦・社会人とどの立場の方でも自律神経の乱れで頭痛が起こり、体調を崩している方は非常に多いです。
この疲労困憊の自律神経を少しでも整えるためにはどうしたら良いのか。今日はその部分を少し紹介させていただきます。
自律神経はテレビや新聞、インターネットで目にする機会が非常に増えてきて、「自律神経を整えるためには、こんなことやあんなことをしたほうがいい」「これを食べると効果がある」「こういう運動をしましょう」などといった情報が多いです。
その一方で多くの情報があると、何をするのが自分自身にとって良いのか逆に迷って、精神的に疲れてきてしまいますよね。
「いろいろなことを沢山やろうと“足し算”ばかりしていくと、自律神経が乱れやすい人にとっていいことではないです」自律神経を整えるには「生活習慣の“引き算”」が重要です。
精神的ストレスがかかると脳や体は緊張し、交感神経が高まります。
精神的ストレスはものの考え方などで生み出されるため、考え方を変え精神的ストレスをなくすことが必要不可欠です。
ここでは、多くの人が陥る「自律神経を乱す考え方に関する引き算」について大切なポイント。
そもそも、自律神経は体内活動に必要不可欠な器官の活動を、自分の意思と関係なく自動で調整している神経です。自律神経失調症とは、この機能が乱れて体にさまざまな不調をきたしている状態を指します。
交感神経は心と体を緊張させて興奮状態に導く役割。副交感神経には興奮を鎮めてリラックス状態に導く役割。2つに優劣はなく、双方がバランスよく機能している状態が望ましいとされています。
① 「イライラ」を引き算する。
「怒り=よくない」と考える人が多いと思います。確かに、やみくもにキレるのはよくないことです。でも私は、怒りの感情を抑えることがよいことではないと考えています。自律神経が乱れている人のなかには、怒りを我慢することによるストレスで症状を生み出している方もたくさんいらっしゃいます。
怒り=緊張状態です。交感神経が働きます。怒りの時間が長ければ、交感神経も働き続けます。怒りの感情が湧いたら、「楽しいこと、好きなこと、リラックスできること」を思い浮かべて、頭のなかを切り替えると、いつまでもイライラしなくて済みます。怒りを引きずらないことが、自律神経を整えることにもつながります。
怒りのストレスはたまる傾向があるため、表に出すことや発散することも必要です。壊してもいいものを壊したり、カラオケに行って大声で歌ったりして、体の外に出してあげましょう。
そもそも、怒るだけ無駄なこともありますから、ばからしいことや、くだらないことに対しては「まあいいや」とか「しょうがないか」と思うことも必要です。イライラを「引き算」することで、緊張状態を長くつくらないようにして、リラックスする時間をできるだけ長く継続できるようにしましょう。
②悩みを引き算する。
不安・心配・イライラなどの悩みを抱えていると、脳は緊張状態になり、交感神経を働かせてしまいます。悩んでいる時間が長ければ長いほど、交感神経は働き続け、体は緊張状態となります
しかも悩んでいる時間が長いと、悩むということがクセになってしまい、ふと気がつくと、無意識のうちに悩んでいるという状態をつくり出します。「悩む」のをやめるためには、どのようなクセをつければいいのでしょうか。それは、「楽しいこと」「好きなこと」「リラックスできること」を思い浮かべるクセをつければいいのです。
いつも楽しいことなどを思い浮かべることを続けていると、いつの間にかクセになります。無意識で楽しいことなどを思い浮かべられるようになり、悩むクセもなくなります。悩みを「引き算」して、楽しいことなどを思い浮かべ、リラックスできるようにしましょう。
③論評や批評を引き算する。
自分の価値観や常識の物差しだけで、物事や他人、場合によっては自分まで批評してしまうと、自分が劣っていた場合にストレスになります。そうすると、人に対する妬みや嫉みが発生し、イライラしたり、落ち込んだり(不安や心配)することを招きます。イライラも、不安や心配も、体を緊張させ交感神経を高めます。
何かを批評してストレス発散するよりも、批評をしないことでストレスをためない、という発想を持つことも大事ではないでしょうか。批評している暇があるなら、自分を輝かせることに時間を使い、努力をしたほうが有意義だと思いませんか。
評論や批評を「引き算」し、自分を輝かせるよう努力することで、自分に自信を持つことができるようになり、他人と比較したり嫉妬したりすることがなくなるでしょう。
④自己否定を引き算する。
自分自身を否定する考え方をしていると、何をやってもストレスに感じるようになります。うまくできていることも、うまくできていないとすり替えてしまったり、成功したことも、どうせ偶然だと考えてしまったりするクセがついてしまうのです。その結果、いつも自分はダメだと考えることが当たり前になってしまいます。他人になんと思われても構わないというスタンスをつくることが必要です。本当に自分が悪いことをしてしまった場合などは、他人からの評価に耳を傾けて改善する必要があると思いますが、特別悪いことをしていないのであれば、他人の顔色などを気にせずにいてもいいのです。小さなことからでいいので、成功するまでやり続けて、自分に自信を持つようにしていきましょう。自己否定を「引き算」すれば、明るい未来が待っています。
⑤過度な期待はしない。
他人に対して、こうしてほしい、ああしてほしい、こうすべき、ああすべきなど、期待をしすぎていませんか。もし、あなたが期待をしていた人が、期待を裏切ってしまったら、どのように感じますか。
なんでこうしてくれないのかとか、なんでこんなふうになるのだとか、ストレスを感じることになってしまいませんか。他人に期待をしすぎてしまうと、期待したとおりに物事が運ばなければ、ストレスになってしまうのです。
子どもに対する期待もそうです。子どもは、自分の思い通りには育ちません。勉強のできる子になってほしいと思っても、スポーツのできる子になるかもしれません。それぞれ得意不得意があるので、無理やり習い事などを押しつけても、できるようになるとは限りません。
いずれのパターンも過度な期待をすることによるストレスのため、他人への期待を「引き算」することで、ストレスを減らすことができるのです。
自律神経が崩れて、頭痛が起こり、体調を崩されている方はこの5つの原因が大いに考えられます。
自律神経の乱れやツラい頭痛を治したい方はゆずの木整体院までお越しください。
※施術中は電話に出られませんので、折り返しご連絡が必要な方は必ず留守番電話にお名前と電話番号を入れておいて下さい。